看護師の退職理由ランキング|退職した看護師30人へアンケート

看護師30人の退職理由ランキングと伝えたいこと

退職した看護師30人の退職理由と、悩んでいる人へ伝えたいこと

看護師を退職した経験のある方30人を対象に、アンケートを実施しました。アンケート内容は、次の2点です。

  • 看護師を退職した理由を、具体的なエピソードなども交えながら教えてください。
  • 看護師で退職しようか悩んでいる方に向けて、一番伝えたいことを教えてください。

看護師を退職しようか悩んでいる方は、退職を決断する後押しになる内容になっていますので、是非最後までご覧ください。

アンケート概要

  • 質問内容:
    ① 看護師を退職した理由を、具体的なエピソードなども交えながら教えてください。
    ② 看護師で退職しようか悩んでいる方に向けて、一番伝えたいことを教えてください。
  • 調査対象:看護師を退職した経験のある方30名
  • 調査地域:全国
  • 調査期間:2021年10月20日~2021年10月25日
  • 調査方法:インターネット調査

看護師30人の退職理由ランキング

今回アンケートにご協力いただいた看護師30名の方の具体的な「退職理由」をご紹介します。退職理由を6種類に分け、具体的なエピソードとともにご紹介します。

現在退職を悩んでいる看護師の方は、同じような状況として当てはまるエピソードもあるのではないでしょうか。

看護師30名の退職理由ランキング

1位:人間関係のストレス(30人中7人)

  • 初めに退職したのは、27歳。以降就職退職を繰り返しています。初めに退職を考えたのは人間関係の悪化し始めたため。まだ経験が浅い看護師は上司の言葉に怯えてしまい萎縮。上司の顔色を伺いながら看護業務をすることにストレスを感じました。その時に他科の患者を担当する機会があり、そのまま他の領域の病院に転職しました。今の環境を考えれば、辞めた病院の方が良い環境と思える事が多々あります。
  • 新しく入ってきた医師との意思の疎通が上手くいかず、ほかの看護士とも距離を感じるようになり、ストレスが蓄積されて退職しました。
  • 医師からのセクハラ。それに加えて先輩看護師から仕事を振ってもらえなくなるなど不当な扱いを受けた。メンタルがダメになり退職した。
  • 女社会です。女の世界は妬みや噂話しで本当に怖いです。あとはコロナが大きいです。家族へうつすのではないと不安の日々、精神的に辛かった。
  • 妊娠希望で辞めたが、上司の当たりがきつかったのもあった。機嫌を伺うのに疲れストレスが続いていたのでやめた。
  • 職場環境や人間関係に日常的なストレスを感じてしまい、もともとの持病の精神疾患が悪化してしまったからです。
  • 総合病院の小児科に務めていたが、少子化で子供の入院が少なく他の病棟に応援勤務ばかり。詰所が隣の病棟と一緒で、隣は忙しいのに自分たちは定時待ちで、大声で悪口ばかりの環境。看護師としてスキルが磨かれない不安と人間関係の悪さに嫌気が刺して退職した。

2位:結婚(30人中6人)

  • 当時付き合っていた彼(現在の夫)と結婚を考えており、働き方や通勤にかかる時間を考慮して退職する決断をした。勤務をしながら公務員試験を受けて保健師として採用されたため、年度の変わり目で退職をした。
  • 婚約と結婚のため退職しました。結婚後の家業や家事との両立が出来ると思えなかったためです。実際は気晴らしにパートに出るようになりました。
  • 結婚が決まったため夜勤のない看護職を探すことにしました。その後はクリニックの正社員・パートを経験しました。
  • 結婚を機に退職しました。独身のうちは勤務できる職場でしたが、ハードワークな職場でしたので、家庭と仕事を両立するためにも結婚後は別の職場が良いと思い退職しました。
  • 結婚を機に引っ越すことになり、自宅から職場まで通うことが困難だったため。また夜勤をしていたが、夫と話し合い、夜勤のないところで働くことに決めたから。
  • 結婚とそれに伴う引越しを理由に退職した。しかし実際は、夜勤など不規則な勤務体制が辛かったり、仕事以外での勉強会や課題が多く負担が大きかったという理由もある。

3位:業務過多によるストレス(30人中5人)

  • かなり忙しい病棟で残業も毎日5時間程度あったため、体だけでなく、心も疲れて来てしまい、続けることが困難になった。
  • パートにシフトチェンジしたが、同じ職場だったので仕事内容は変わらず残業も思ったほど減らなかった。給料だけが下がって納得いかなかったので退職した。
  • 看護師として勤務して、現在のコロナ禍ほどではないが、自分自身の時間を全然取れずに気持が追いつかなくなってしまったので。
  • 職場の人間関係は良かったけれど、夜勤は人数が少なくてトイレに行けない、仕事帰りに眠くて事故を起こしそうになりました。
  • 夜勤が続いたのと異動をしたところの人間関係がとても良くなくて体調を崩したのでやめることにした

4位:妊娠・出産(30人中4人)

  • 妊娠・出産をきっかけに退職しました。しかしながらミスをしたら重大な事態になるなどプレッシャーも大きく女ばかりの人間関係にも嫌気がさしたのも大きく退職に影響しています。
  • 1000床規模の病院に勤務していました。その規模の病院では、休みでも勉強会やチーム会や委員会や研究やで出てくるのが当たり前の文化でした。妊娠して、出産後もこの働き方はできないと思い産休と同時に辞めました。
  • 24で結婚した後も同じ職場で働いていましたが、職場の雰囲気が妊婦さんに対して厳しいことを前々から感じており、「結婚したけどあなたはまだ妊娠しないわよね?こんなに忙しい時に考えたら分かるでしょ?」という圧力をひしひしと感じたので、妊活を始める前に退職しました。
  • 日勤、夜勤、準夜勤とさまざまな勤務に疲れてしまいました。また妊娠したこともありそのまま退職しました。

5位:家庭の事情(30人中3人)

  • フランス人の夫が国へ帰ることになったため。給料が安い。常に人員不足。委員会や勉強会での残業は残業費がつかない。
  • 大学病院の病棟勤務していました。子供が小学校入学に伴い、仕事と家庭との両立が難しくなり退職しました。
  • 第二子妊娠中、上の子が病気で入院し自宅での療養がしばらく必要となりました。後数ヶ月で産休に入るというタイミングだったが、子供の病気がいつ落ち着くのかも分からず、職場復帰が難しいと判断し退職しました。

その他(30人中5人)

  • 病棟師長をしていましたが、個人病院だったため師長となると経営にも意識しなくてはいけず、営業活動や収支報告が大変でした。何をやっているのか、看護師をやりたいのにという気持ちが強くなり辞めました。
  • 私が29歳の時に実家の父親が介護が必要となり、兄弟3人で話し合った結果、長男の私が実家に戻ることとしました。その関係で今まで務めてきた病院を辞めることになりました。
  • 25才で今の持病を発病した後は、病状に応じて勤務先を変えて看護師を続けていたが、ついに28才の時、当時の勤務先の院長から、「これ以上仕事を続けたら、命取りになるので、仕事は辞めて治療に専念して下さい。」と言われ、自分もその通りだと思ったからです。
  • もともと学生時代からこの仕事は無理と思っており、働く気がありませんでしたが、卒業後は病院で働かないと資格が無駄になると聞き1年だけ働いて、想像通りとても嫌で1年で辞めました。
  • 他県で看護師として働いていたが、地元に戻ってやりたい気持ちが強くなったため。また、リアリティショックを感じ、自分の理想としていた看護師とは違ったため。

退職した看護師30人が、退職を悩んでいる看護師へ1番伝えたいこと

続いて、退職を経験した看護師から、退職を悩んでいる看護師へ1番伝えたいことを聞き取りましたので、ご紹介いたします。

退職は大きな決断ですが、悩んでいるならば退職するのも悪くないと思える内容となっています。

回答は5種類に分けてご紹介します。

看護師の資格があれば、退職しても困らない(30人中12人)

  • 看護師の資格を活かしてもっと楽しく働ける場所があるので、深く悩まなくても大丈夫です!
  • どうしようと悩むくらいなら続けたほうが良い。だけど、辛いが一番最初にくる感情なら絶対に辞めたほうが良い。転職先もいっぱいあるしそこより良いところは必ず見つかる。我慢ぜずにまずはどういう病院があるかだけでも調べてみると良いと思う。
  • 看護師はどこでもどんなところでも出来るので、あまり臆さず色んなことに挑戦できると思います。
  • 看護師は色んなところで活躍していると思うので、自分に合った場所が見つかると思います。
  • 現在の職場がハードワークだったり、人間関係で心身ともに辛い時には、他の職場も沢山あります。心身の健康を大切に職場選びができますように。
  • 看護師という資格で、さまざまな働き方があります。合う合わないは働いてみないと分からないと思うので、数多い選択肢から自身に合う働き方を見つけられたらいいですね。
  • 看護師の資格は強いので、その気があればいつでも働けます。また色んな職場があるので、無理をせず、自分に合った職場を見つけられると良いと思います。
  • かなりしんどいし精神的に来る仕事だと思います。無理をして体を壊すと一生人生において錘になりますが、看護師の資格さえ持っていれば、探せばどこでも雇って貰えますので、無理せず辞めるのが1番だと思います!
  • 看護師は辞めてからもたくさん仕事はあります。今の職場が合わないと感じたり、体調を崩すようでしたら思い切って退職してしまった方がとても楽です。自分の人生ですので周りの意見に惑わされず、思い切ってしてみてください。
  • 働き方がさまざまな仕事なので退職してもなんとかなる
  • 看護師はいつでもどこでも働けるので、子供や家族を1番に考えてもらいたいです。
  • 現在はパートで看護師の仕事をしています。キャリアやスキルアップを目指すなら看護師の仕事は続けた方が良いと思います。しかし職場の人間関係などで悩んでいるなら、看護師の仕事は他にもたくさんあるので悩まず転職するべき。

思い切って退職・転職すべし(30人中7人)

  • 辞めたいと思ったらすぐに辞めるべき。看護師以外の職業も見つかる。
  • 自分の事は自分でしか守れません。今の気持ちを大事に行動して下さい。
  • 無理して続ける必要はないです。責任は重いうえ人間関係も複雑なので新しい一歩も大事。
  • 異業種の仕事に就いて視野を広げるのもオススメです。
  • 3回転職した私からすると、退職しようかどうか悩んでいるのであれば、思い切って退職して次の病院なり全く違う職種なり、新しい環境に身を置いた方がいいと思います。仕事はえり好みしなければいくらでもあるし、次の職場が自分に合っていたりすると「なんであんなところにしがみついていたんだろう…」と馬鹿らしく感じます。まず自分の心身の健康が一番です。
  • 一度リセットするのも良い機会だと思います。
  • これまで何度か退職したなかで辞めなければよかったと思ったことはありません。

自分の理想の生き方を考えよう(30人中6人)

  • 自分の人生なのでよく考えて、続けるか辞めるか決断してください。私は看護師を辞めてから、まだ続けている友人を見て羨ましくなることもあります。でも自分の人生なので、続けても辞めてもよりよく生きられるように努力は必
  • 要だと思います。全ては環境次第だと思いますが、我慢し続ける必要もないと思います。自分らしく生きられる選択ができるように祈っています。
  • 仕事を続けていく上で、人間関係・給与・やりがいが大切だと言われます。でも、その中で、やはり一番大事なのは「やりがい」だと気づきました。もう一度、どんな看護師になりたいと思っていたのか考えてみてください。答えが見えると思います。
  • 人生は一度きりなので、よく考え、最善の考えと思ったら、考えた道を進むことがベストだと思います。
  • なぜ退職したいのか?、今後どのように生きたいのか?をしっかり掘り下げた上で、もう1度本当に退職を選ぶのかを決めた方が良いと思います。他の業界ほどではないけれど、ひと昔前よりは柔軟な働き方を選べる時代になって来たと思うので、今の職場で相談・交渉してからでも遅くないと思います。
  • 一度ちゃんと自分と向き合うために休みをとって考えてからでも辞めるのは遅くないです。一度しっかり考えてからどうするか考えましょう
    時代も変わりワークライフバランスを積極的に提唱され始めたので、今は大きな規模の病院でもそういうことはないかもしれませんが、看護師である前に1人の人として何を大切にするか考えてみるといいと思います。

限界なら退職すべし(30人中4人)

  • 人間関係が上手くいかなくなると本当に辛いので、無理はしないでほしいです。一旦辞めても、また新たに始められます。
  • 心が無理になったら、長い人生を生きるのが辛くなります。もう一線を超えてしまいそうと思ったら退職していいと思います。
  • 仕事を探すがなかなか自分が希望する条件のところがない。どこが一番自分が優先したいところかを考えて転職先など探してからやめても遅くないと思う。精神的にきついならやめてスッキリするのはありだと思う。
  • 『せっかく学校に通って資格をとったのだから』という周囲の声に惑わされず、1度きりの人生、本当に嫌だと思ったのなら辞めてしまえばいいと思います。

その他(30人中1人)

  • 退職、転職は莫大なエネルギーを使います。必ず成功するわけではないですし、以前の方が良かったと思うこともあります。何かしらの職場環境の改善で退職を考え直せるのなら、そちらにエネルギーを使ってみては、どうでしょうか。

まとめ|看護師の資格があれば退職しても怖くない。

いかがでしたでしょうか。

看護師の資格は強く、様々な働き方があるので、退職しても次の仕事に困ることはないでしょう。

人間関係のストレスなどで悩んでいる看護師の方は、今勤めている職場だけがすべてではないので、これを機会に、転職を考えてみるのもアリなのではないでしょうか。

今回の記事が参考になった・ためになったという方は、是非SNS等で周りの方にご紹介いただければ幸いです。

執筆者 ミンタイ|みんなの退職 斎藤

 

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