この記事は、退職の後悔に関する記事となります。
目次
この記事について
仕事を辞めたいと悩んでいる方には、このように不安に感じている方も多いと思います。
今回は、実際に仕事を辞めた経験のある100人に聞き取り調査をし、仕事を辞めて後悔しているのか?あるいは辞めて良かったと思っているのか、アンケート調査を行いました。
また、「退職後の考え方や価値観の変化」も、併せて聞き取りしましたので、そちらもご紹介いたします。
ポイント
今回の記事を読むことで、
- 実際に仕事を辞めた人は、本当に後悔しているのか
- 自分も退職を決意していいのか
このような事について、理解が深まると思います。
アンケート1 仕事を辞める時に迷いはあった?
まずは、仕事を辞めた100人のうち、仕事を辞めることへの迷い、不安があった方はどれくらいいたのか、見ていきましょう。調査結果が下記のとおりです。
- 迷いがあった…33人
- 迷いはなかった…77人
迷いがなく辞めた方の方が多いですが、やはり迷いがありつつ思い切って退職したという方もかなり多いようです。
それでは、迷いのあった方も含め、実際に仕事を辞めてみて後悔はなかったのでしょうか。
続いては本題の「仕事を辞めてよかったか。それとも後悔しているか」を見ていきましょう。
アンケート2 仕事を辞めてよかった?それとも後悔してる?
100人中95人が仕事を辞めてよかったと回答!
アンケート結果は下記のようになりました。
- 仕事を辞めてよかった…95人
- 仕事を辞めて後悔している…5人
仕事を辞めることに迷いがあった人が100人中33人いたのに対し、辞めて後悔した人は100人中たったの5人でした!
かなり衝撃的なアンケート結果だと思います。

その時点では、次の仕事が何も決まっていないにも関わらずです。
最低限の生きていけるだけのお金はあったので、不安よりも解放感の方が何倍にも勝っていましたし、収入が前職に追いつかない今でも、辞めた後悔は全くないと断言できます。
退職者100人の、仕事を辞めてからの考え方・価値観の変化
今回の調査では、退職後の考え方や価値観の変化についても、併せて聞いております。
100人の生(なま)の回答を、すべてご紹介します。
少し長くなりますが、どの言葉も嘘のない生の声なので、ぜひご覧ください。
- 会社に縛られていたように思いました。解放的になりました。
- 毎日息を吸えるようになった。よく眠れるようになった。
- 同じ毎日の中で心を失っていたことに気づいた。
- 収入アップをできたことで、良かったと思っている。
- 家庭の時間をしっかりとることができて、仲良く新婚生活が送れている
- 働いていると嫌でも人と関わります。それが、なくなっただけで心にかなりの余裕ができました。
- ただ作業をこなすだけでなく、お客様への気持ちを考えるサービスをできるようになった
- 人間関係は、どこにいってもやはり大事だと思いました。
- 仕事は大変だったが、日々社会との繋がりができることはとても良いと思った。自分が前職の何を気に入っていて、何が辛かったのかを客観的に見ることができるようになった。
- 厳しい職場環境から解放され、プライベートの時間が増えたことで好きなことを見つけることができた。
- 自由な時間が増えてストレスがなくなった。
- 何人も辞めさせてきた上司が言ってた「常識」は世間の常識ではなく自身の基準での常識なんだと心の底から思え、考えを改められた
- 心に余裕ができ、周りがよく見えるようになった。
- 伸び伸びと仕事が出来るようになった。価値観が広がった。
- 給料は下がりましたが、心身ともに健康になりました。
- とても優しい方が多い中、1人の方が原因で退職するか悩んでいましたが、退職後もその原因である1人の方が暴走し、周りの人や会社に迷惑を掛けていると聞き、退職して良かったと感じました。それまでは毎日が苦痛で、家に帰っても家事に手が付かない状態でしたが、退職したことで心にも時間にも余裕ができ、充実した毎日を送れています。無理をして働いていましたが、やはり人間関係で我慢することはよくないと事だと実感しました。
- 自分が休めば周りに迷惑がかかると無理をすると、取り返しの付かない事になる。身体あっての人生なので、これからは自分の身体優先で無理のない働き方をしようと思った。
- 人に合わせ過ぎていたので精神的にもゆとりが持てて落ち着けるようになった
- 会社を辞めてすぐに子を授かりました。給料もそれなりによく産休もあった為辞めて少しこうかいをしています。ただ立場上ストレスがすごくあったので気持ち的にはかなり楽になりました。次の働く場も同じ職場でと考えていましたがコロナ禍で在宅でできる仕事はないかなど家庭を第一に考えるようになりました。
- いろいろな違う世界があることも知れて、自分の時間も持てて、転職して良かったと心から思います。お金も大事だけど心身の健康を保つことが大切だと知る事が出来た。
- 正社員で働いていたので、アルバイトで働き出して、心にも時間にも余裕ができました。
- ワークライフバランスが良くなり、心身共に健康であることを実感できた。
- 毎日、毎週9時から18時まで決められた時間で働いていたが、母の介護の関係で手伝ってくれる主人や実姉のスケジュールに合わせて働いているので今までに出かけることができない時間に買い物したりと新鮮であり、介護中にテレビやインターネットを楽しめてゆとりが出た。
- 無理矢理にでも続けていれば良かった、勿体無かったなと後悔しています。
- 1ヶ月の休みでかなり色々なことが冷静に考えられるようになり、2ヶ月経つと復職に対する気持ちが無くなって自分をみとめられるようになった。
- 自分の好きなことを仕事にできて、なおかつマイペースに仕事ができるのが良い
- 苦痛を感じてまでやる事はないと思うようになりました。
- 時間的な余裕はできたが、社会とのつながりや収入が減ってしまった
- ノーミスが当たり前ですごく神経を使う職種だったので、別の世界はそこまで厳しくなく時間の流れ方も変わり心にゆとりを持てるようになりました。
- やりがいのある仕事に就けてとても満足できた。
- 退職自体は良かったと思います。あのまま言ったらうつ病になっていたでしょう。
- 認めてもらえない会社で頑張るのはやめようと思いました。
- 積み上げてきたものを活かさないとと焦る気持ちばかりでしたが全然違う仕事についてとても新鮮だった。楽しく働ける。
- 自分がやりたかった仕事が出来、毎日仕事に行く事が楽しくなりました。
- 仕事に縛られすぎるのは勿体無いと思った。
- 改めて辞めてよかったと実感しました。体調も気持ちも明るくなりました。
- 仕事は楽しくするもので、無理に頑張る必要はないということを知った。
- ストレスがなくなり、いかに自分が仕事に縛られていたのかがわかった
- 男社会の古い考え方の組織であったためいかにそれが時代錯誤だったか分かった。
- 毎日仕事のことで頭がいっぱいだった日々から解放されて本当に楽になった。
- もっと稼げる仕事はいくらでもあると思った。
- 時間に余裕が出来たことで家族との時間を大切に出来るようになった
- 心と時間に余裕ができ、プライベートにあてる時間が増えた。
- いろいろなしがらみからの解放と開放感があった
- 無理してまで嫌な仕事を続けることはないと感じました
- 自分の時間が持てるようになったので本を読んだり勉強できるようになりました。
- 辞めてからは留学のことを考えていたので仕事に未練はないが、人間関係が良好だったので大人になった今は続けてもよかったと思っています。
- レベルの低い人たちに合わせる必要はないと感じました。
- 以前よりも休日も給与も断然減りました。しかし、今の方が毎日が忙しく充実しており、自分らしく生きられている気がします。
- 時間に余裕が出来て心にも余裕ができた。子供と過ごす時間が増えて関係が良好になった気がします。前の自分がどれだけ余裕がなかったか分かりました。
- 時間に余裕が出来、朝・晩のバタバタがなくなりイライラしなくなった。
- ずっと悩んでいたことからの解放感を感じた
- ストレスが一切なくなり自分に向いている向いていないが何か分かった
- 次の仕事がなかなか決まらなかったので仕事を辞める時は計画的に辞めようと思った。
- 新しい道への希望にあふれて、力みなぎる感じだった。
- 新しいことへのチャレンジが増えるので不満があまりなかった。早く一人前になりたいと必死だった。
- 一箇所に留まる必要はなく、自分は自由である事を知る。
- 田舎の老舗企業は保守的すぎて自分に合わないということを痛感。
- 体力精神力を消耗するだけの仕事は今後はやめようと思いました。
- うつ状態でつらいことしかなく毎日が苦しかったが、だいぶ心が軽くなった。一度勤めた会社を辞めることはレールを外れる大変なことだと思っていたが、人生回り道をしても大丈夫だと思えるようになった。
- 給料は低くなったけど、伸び伸びと仕事も家庭もできて良かった。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は実際に退職した100人が、仕事を辞めて後悔しているのか、それとも仕事を辞めてよかったのか調査をいたしました。
仕事を辞める前に迷いのあった人も、仕事を辞めた後では、後悔は少ない人が圧倒的に多かったです。
また、仕事を辞めてからは、『収入が前職よりも減った』などのネガティブな意見もある一方、『心の余裕ができた』『解放感を感じた』『自分の時間ができた』『家庭の人間関係が良好になった』など、ポジティブな意見が圧倒的に多かったです。
今回のアンケート結果から分かることは、もちろん、収入面で納得がいく次の仕事が見つかってから退職するのが理想ですが、もしそうでない場合も、退職した際の後悔はかなり少ない可能性が高いということでしょうか。

一度仕事を辞めてみると、世界の見え方は本当に変わりますよ。
執筆者 MINTAI(ミンタイ)斎藤